代官山登山部

代官山?あ〜あの山ね。

セックアンドザシティが見終わらない

かれこれ3年が経とうとしています。

全米が泣いたスペシャル恋愛バラエティヒューマンドラマ、セックスアンドザシティ(以下SATC)を、見始めてから。

 

 

ときは2020年。見終わらない。驚くほどに見終わらない。

 

 

思い返したように時々みてみる。1年ぶりくらいにみてみる。まだキャリーは不倫している。まだサマンサは若い男を抱いている。まだミランダは彼氏がいなくて、ジェシカは旦那と別居している。(ジェシカだっけ?)

 

 

いつまでやっているんだ?いつまでこの茶番をわたしは見せられるのだ?はやく誰か、誰でも良いから幸せになってくれ、たのむ。これだけいけてる4人組だぞ。誰か、はやく、あほみたいに幸せな顔でさ、Facebookにさ、結婚指輪と婚約届、のせようぜ。4人いたらさ、ひとりくらいそうなってもいいじゃない。

 

だって、3年だもの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SATCは不朽の名作であり、いまをトキメク全女性のバイブルである(らしい)。

 

 

 

 

ストーリーは彼女たちの恋愛観をコアコンテンツとして進んでいくのだけど、とにかくめちゃくちゃかっこいい女たちなのだ。彼女たちは、常に、常に、波乱万丈な恋愛をしている。

 

舞台はニューヨークのマンハッタン。選ばれしものたちが住む街で、キュートで、スマートに、セクシーに、暮らしている。圧倒的な美貌とスタイルとセンスと、自分らしく働ける場所で、社会的にも評価されている。

 

ただ、シングルという点を除いて。 (そんな設定じゃなかったらすみません)

 

 

 

 

 

 

 

シングルって肩見せまいよね。わかる。年を重ねれば重ねるほど、いよいよ狭い。わかる。でもね、生涯のパートナーなんだからさ、焦って見つけたくないじゃない。結婚したいが先行して、年齢や職業でスクリーニングかけて出会っていくなんて、悲しいじゃない。まだまだ夢みたいじゃない。だから彼女たちの破天荒な恋愛スタイル、いいよね、いいよ、すごく。めちゃくちゃいいと思うなあ、わたし。

 

 

 

 

 

彼女たちの恋愛は主に下記繰り返し。

 

出会う、目が合う、手を振る、乾杯する、名前を名乗る、まぐわう、衝突する、まぐわう、衝突する、別れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この期間、およそ2話。展開がはやい。レベルが高い。圧倒的恋愛強者の物語SATC。遠い。遠すぎる。リアルには程遠い、華やかで奔放で、眩しすぎるエリート女性の物語。

 

 

 

 

 

 

いまをトキメク全女性のバイブルであるなどと前述しましたが、正気ですか?わたしが知らないだけですか?全女性、まじでこれバイブルにしてます?まじです????そこには、トウキョウには、そんな世界線があります?????わたしが選べなかっただけです??????

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わたしといえば、上京してついに1年がたちました。

仕事は好きで、少しだけど給料もあがりました。でもかっこいい誇れような実績は出せずに、悶々と、泥臭く、それでもなんとか前を見て戦っています。この世の中の状況も、今までやってきたことが無に帰しても、怒られてもけなされても、それでも歯を食いしばっています。納得いかなくても『かしこまりました』と答えながら、たまに褒められたり、ごはんを食べさせてもらったりしながら、不倫とも、お手軽なセックスとも、結婚とも程遠い、叶いもしない片想いもしたりして。まじグッバイですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キャリー、サマンサ、ジェシカ、ケリー、君たちみんな、めちゃくちゃかっこいいぜ。

 

わたしだけでしょうか、繰り返される毎日、矢のように過ぎていく日々。気が付いたら夕方。わたしの休日が、今日も終わろうとしてる。

 

共感できないだろ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いや、まあいい。そう、でも、いつか。

いつか共感できるはずなんです、この物語に。だって、世の中の女子がこんなにも虜になっているだから。まだわたしがそのレベルに達していないだけで、もうすぐ、これに『わかる~!!!!わかるウンウンまじわかる~!!!』って首を縦に振りまくる日が来るはずなんです。

 

今のうちに恋愛強者たちのスタイルを学んでおきます、いつかのために。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ねえ、いつか、って、いつ?

 

 

 

いつなの?いつ?ねえ、いつなの?ねえ、ねえってば!!!!?!

 

 

 

 

 

わたし、重いかな…?そんな重いかな?

 

 

どうすればいいの?教えてよ!

ちゃんと言ってよ!分かんないから…。ごめんなさい…ごめんなさい。ちゃんとするから、わたし…勉強するから…そういうの…。

 

 

 

 

 

 

 

うーん途中からわたしの心の中の麻生久美子モテキ)が叫んでしまいました。

 

 

 

 

 

 

ということで、最後までみていないからわからないけど、たぶん見ないので、これからの展開を想像で書きます。

 

 

 

 

20XX年、ニューヨーク、マンハッタン。

キャリー、サマンサ、ジュディ、サリーは今日も変わらず仲良くブランチをしていた。

 

突如現れた黒い影に、世界は闇に包まれた!

 

人々は混乱し、空は堕ち、大地は割れ、海は枯れた。世界は終わろとしていたその時、立ち上がった4人のスーパースター。

 

わたしたちの戦いはこれからよ!

to be continued…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おしまい。

だれか結末を教えてくれ。