代官山登山部

代官山?あ〜あの山ね。

メンヘラについて本気出して考えてみる

 

メンヘラは常にメンヘラなわけではない。

メンヘラは日常の至る所に、ひっそりと身を潜め、いまかいまかと、その時を待っている。メンヘラとは風邪みたいなもので、その人自身を、気質を、表すのものではない。以下、わたしの独断と偏見に満ちたメンヘラへの考察結果をどうぞ。

 

 

 

無論、わたしはメンヘラと呼ばれる類の女である。うるさいぞ外野、わたしはメンヘラではない。メンヘラはわたしの、気質ではない。

メンヘラは、風邪と同じなのである。体調が優れなかったり、季節が変わったり、環境が変わったりすると、その悪魔のような側面を見せる。

ということで、メンヘラの、メンヘラによる、メンヘラのための、メンヘラとの向き合い方をレクチャーしていきたいと思う。

 

 

 

 

 

まず、メンヘラについて語るにあたって、メンヘラの定義付けを行いたい。あまりにも認識の幅が広すぎる。どいつもこいつも猫も杓子もメンヘラメンヘラいっちゃって。

 

 

オッケーGoogle、メンヘラの定義!

 

Google『メンヘラとは、2ちゃんねるメンタルヘルス板にいるような人間のこと。ネットスラング。またそれが転じて、心に病気を患った人を指す。』

 

 

困ったなGoogle、情報が古い。2ちゃんねるの時代は終わった。いまは5ちゃんねるだぞ、しっかりしろ。そもそもメンタルヘルス板にいるような人間のこと。ってなんだよ、どんな人間だよ。心に病気を患った人のことを指す、というけど、世間はもっとカジュアルに使ってるじゃないか。なにかっていうとすぐ、メンヘラだメンヘラだ、って言うじゃんか。そんな定義でいいのか?なんだ?やる気あんのか?

 

 

 

もういい。わたしが勝手に定義する。

 

『メンヘラとは、人の不幸を望む状態のこと。これは不定期で起こる風邪みたいなものであり、誰にも予想できないし、予防はできるけど確実に避けることはできはしない。身体が丈夫なやつは、よく食べ、よく動き、よく眠る。それと同じで、メンヘラをねじ伏せる事のできるやつは、よく食べ、よく動き、よく眠る。』

 

  

はい。これにします。メンヘラis風邪。

 

つまり、

メンヘラ=風邪

 

風邪=心の余裕 ー (体調不良×疲れ)

 

この式が成立する。

 

 

メンヘラとは、人の不幸を望む状態のことだと、わたしは思っている。誰かが楽しそうにしているのを羨んだり妬んだり、人の不幸話で安心したり、自分より楽しそうなやつや認められてる奴を見ると襲ってくるあのどうしようもない気持ち。あれのことだ。

 

なんども言うが、メンヘラは気質ではない。いつだって人の不幸を望んでいるわけじゃない。自分がうまくいっていない時、自分がなんだか退屈な時、自分の近くの人が自分のいないところで楽しんでいるのがなんとなくさみしい。そんなかわいい、心の中のスネ夫なのである。

 

 

 

わたしはつい先日、とうとう28歳になった。来年は26歳になるけど。誰がなんと言おうと、来年は26歳になるけど。

 

 

 

 

さて、そんなわたしは今は28歳の立派な大人なので、感情のコントロールをせざるを得ない日常が存在する。

その反動で、特定の人にだけ見せる顔があり、メンヘラニズムは時にその人との関係性を深め、時に牙を剥く。

 

 

ハローわたしメンヘラ!と、ポップにそいつはやってきて、土足で上がり込み、散々暴れて散らかしたと思ったら何事もなかったように帰っていく。それは突然やってくる。

 

 

 

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「すきすきすき!だいすき!」

「なんでわかってくれないの?」

「もう無理。大っ嫌い!」

「やっぱり愛してる」

以下ループ

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これはメンヘラってる時の心情の移り変わりである。

順を追って説明していく。

 

 

フェーズ1

「すきすき!だいすき!」期である。ここに至るまでの過程は今回は省く。気持ちを素直に表現し、無邪気に現状を楽しんでいる様子は、幸せそのものである。これがメンヘラの始まりだとは当の本人すら知る由もない。

 

 

フェーズ2

「なんでわかってくれないの?」期だ。この時期から少しずつ雲行きが怪しくなり、相手への期待値が高ければ高いほどこのフェーズ2は脅威である。「なんでわかってくれないの?」を超える愚問はない。愚問、愚問、愚の骨頂。わたし以外わたしじゃないとあれだけ絵音が歌ったのに、まだその声は届いていないのか。自分のことは、だれにも、自分にも、決してわからないのである。

 

 

フェーズ3

「もう無理。大っ嫌い!」期にはいると、すべてを拒絶する。BLEACHでいう織姫状態である。わたしはッッ拒絶するッッ!!と、だいすきな人に、そしてさらにはこの世界に絶望をし、拒絶をする。そしてこの時の様子は、「もう無理。死んでやる!」とか、「もう無理。リスカする」とか、ステレオタイプ的なものばかりではない。

「寝てた(28時間後)」「大丈夫だよ!(大丈夫じゃない)」「別に」「なんでもない」これらはすべて、拒絶時の反応である。この世界には巨乳じゃないタイプの織姫が存在することを、覚えておいてください。

 

 

フェーズ4

「やっぱり愛してる。」さて、急展開である。何があったのか本人にすらわからないけれど、おそらくホルモンバランスの周期である。あれだけ拒絶をしたあと、(あれ?なんでわたしこんなこと…)とすっとぼけタイムにはいる。そう、愛していることに気がつくのである。どうかしてた、なんであんなことを言ってしまったの!でもそれでもやっぱり、きみがすき!の結論に至る。

 

 

 

このループを何度か繰り返し、色んなものを少しずつ失っていく。ゆっくりと、だがしかし確実に、大切なものを失っていく過程である。

 

でももうわたしは、何も失いたくない。

これ以上何も失いたくないし、誰にもなにも失ってほしくないのだ。

 

 

ここからは、メンヘラになりがちなひとへ解決策を提示したい。28年間、ホルモンバランスにより色んなものを失ってきた、酸いも甘いも知り尽くした、独身アラサーOLが導き出した答えだから、少しは説得力があると思う。

 

 

 

メンヘラは、風邪だと前述した。

 

 

風邪をひいたときは、代わりに誰かが薬を飲んでも意味がない。自分自身が、風邪をひいている当人が、薬を飲むしかないのだ。どんなに身体が動かなくても、吐き気がしても、味が不味くても、当人が薬を飲むことでしか治らない。誰かにどうにかしてもらえるというのはそもそも間違いなのである。自分で、立ち上がるしかない。人に期待するのはやめよう。

 

 

 

先ほどの式を思い出して欲しい。

 

メンヘラ=風邪

 

風邪=心の余裕 ー (体調不良×疲れ) 

 

 

さらに、気温の変化はダイレクトにクるのでそれも追加すると

 

 

風邪=心の余裕 ー (体調不良×疲れ) ×気温の変化

 

そしてさらに、

心の余裕=金の余裕 であるため

 

 

風邪=金の余裕 − (体調不良×疲れ)×気温の変化

 

 

体調不良と疲れに関して、

気温の変化によって大きく変わるが、夏であればここは打ち消されるはず。

 

つまり

 

風邪=金の余裕 − (体調不良×疲れ)×気温の変化

  ___________________________________

                              夏

 

 

すると、

夏風邪=金の余裕

 

の式が成り立つ。

 

そして風邪にメンヘラを代入して

 

夏メンヘラ=金の余裕となるため、

 

夏メンヘラ=金の余裕

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

                   夏

 

よって、以下が成り立つことが証明される。

 

 

メンヘラ=夏の金の余裕

 

 

 

お気づきだろうか、解決策を提示しようとしているのに、夏の金の余裕とメンヘラがイコールになってしまった。わたしの黒歴史である偏差値27の数学力がこんなところで露呈されるとは思わなかった。誤算だった。恥ずかしい。

 

 

何はともあれ、わたしが言いたかったのは、お金は大事。あと夏は最高ってことです。

世界各国津々浦々の悩めるメンヘラたちへ。

たくさん稼いで、楽しい夏を過ごそうな!